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早川書房
グループ:Book
ランキング:43134
価格:¥ 1,680
発売日:2009-06-25
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面白いし、挿絵が楽しめます
(2010-04-22)
韓国ドラマの「風の絵師」の原作です。
朝鮮のルネサンス時代といわれる、18世紀末の正祖大王時代を背景に、
2人の天才画家、キム・ホンドと弟子のシン・ユンボクのミステり仕立ての
物語である。
物語の最後に弟子と師匠の絵の対決がある。ここで、ユンボクは2人の
婦人が剣を持って舞う「双剣対舞」を、キム・ホンドは市場で開かれた「相撲
大会」を描く。
審査員が伯仲する中、赤い夕焼けが西の空を染める時、ホンドが絵を夕日に
向けると、燃えるような夕日の赤を受けた相撲の絵が夕焼けの赤をまるごと
吸い込み強烈に吐き出すようだった。「二人の力士と見物人たちの緊張と躍
動感がいっそう強烈になった」のだ。
光によるこの驚くべき変化に、審査員たちは、目を見開いたのである。
ところで、先日、テレビで龍安寺の石庭の放映があった。
庭の砂石は京の河原からの特別の石である。庭に面した廊下の奥の部屋には
松をえがいた金屏風が置いてある。
夕方、夕日を浴びた庭の白砂が反射すると、奥の屏風の金箔が、突如光り輝く
のだった。
キム・ホンドの夕日に映える相撲取りと龍安寺の金屏風の対比の妙が興味深く
思われた。

