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高橋 克彦

PHP研究所

グループ:Book

ランキング:10518

価格:¥ 1,890

発売日:2003-04

在庫あり。

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火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

カスタマーレビュー

嶋足、天鈴、大活躍  (2007-09-15)
「炎立つ」「火怨」に続く歴史ロマンの第3弾で、「立志編」に次ぐ作品です。作者の蝦夷の歴史に対する思いのこもった作品です。

時は8世紀後半の平城京です。
恵美押勝(藤原仲麻呂)は、宿敵橘奈良麻呂を倒し、淳仁天皇を擁して、盤石の支配体制を築いています。[立志編]の蝦夷の若者達は成長し、嶋足は授刀衛に務め、天鈴は都で暗躍しています。彼らの望みは、恵美押勝の政権を倒して、蝦夷の民に安寧の時をもたらすことです。
二人のスリリングな政権打倒に対する様々な試みが、読むものを引き込まずにはおきません。吉備真備、道鏡を動かし、自分たちの目的に向かってしゃにむに突き進みます。

歴史の授業では、恵美押勝の乱は知ってはいます。しかし、何故、簡単に道鏡に敗れてゆくのかが疑問のままでした。もちろん、これは小説ですが、そのあたりの疑問に的確に答えてくれます。
楽しい本でした。

続編に期待  (2004-06-21)
時代的には本作の続編となる、「炎立つ」を合わせて読むと面白い。
俘囚として蔑まれていた蝦夷に独特の文化が発展していた事、平安時代のいわゆる貴族政治の腐敗など、蝦夷の人たちから見る事ができて面白い。

陸奥の風  (2003-04-30)
陸奥にふさわしい風が吹き始めようとしている。都の争乱は陸奥を巡る戦いへと進むものになっていく。

アテルイ登場以前の陸奥がこんなに生き生きとし、藤原氏の系譜に結びついていくことになる。高橋氏は歴史をさかのぼることによって、私たちを陸奥の争乱に導いてくれる。金を巡る権力争いは、蝦夷とさげすんだ人間たちの生き様を変えていく。地方と都、この距離が人と人の心の距離も遠いものにしている。

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